コロナに飽食

André de Richaud

Michel Piccoliが死んでもう一カ月以上たつんだね。二三週間前に話題になったような気がしていたけど。で、前週のキャナールにピッコリのビオグラフィの批評が出ていた。貧しい子供時代を送ったのは知らなかった。父親はいたことのないバイオリニスト。母親はピアニスト。祖父は破産した実業家だったそうだよ、えーとね、鉛白を作る工場を二つ持つ資産家。パリ13区の市長だったこともある。母親はその裕福な時代ばかりを懐かしむ女性だったとか。ピッコリは問題児でね、コンピエーニュにある、そうした児童ばかりを集める学校に送られるんだけど、その学校長が大した人でね、ピッコリは初めて学ぶことに興味を持ったらしい。24歳の時に初めて映画に出演。ランスの鉱夫を演じたそうだ。そのピッコリが生涯の友人とした男というのがAndré de Richaudという詩人でね。この人も不幸な子供時代を送ったとか。それで興味を持ってアマゾンで探したら、いくつかの本がまだ手に入る。ちょっと読んでみようかなと思ってね。でも絶版が多い。「残りあと一冊」とかね。キンドル版はないし。一応ここに書き留めておくことにする、忘れないようにね。